2008年08月03日
龍笛と高麗笛の音
今日の龍笛のお稽古は、蘇莫者破より始めました。
みんなで吹いていると、私の龍笛の音色は『〒(カン)』の音が上ずっているとの指摘を受けました。
『中(ちゅう)』の音で確認。あれ!上ずっているのかな?落ち着いて息を下に当てるとあれ不思議、音が重くふくらみを持っていきます。その口で『〒(カン)』も違和感がなくなりました。
盤渉の曲は律旋なので『五』の音が高くなります。
『五』の音は正律は『勝絶』ですが、半音高い『下無』で吹くところが多くなります。
『五』を『下無』で高く吹こうとして、ほかの音までが高くなってしまったのかもしれません。
みんなでするお稽古はありがたいです。一人で練習しているとわからないものね。
もう一人の人は『〒(カン)』の音がこもっているよと指摘されました。歌口が離れていたみたいです。少し口に近づけると鳴りはじめました。
そういえば笛を吹き始めたばかりの時は自分も含めて、歌口を離した方が音が出るような気がしていました。
今考えると口に力が入ってあまりいい吹き方ではなかったと思います。
笛は底に息を当てるといいますが、口に力が入ると具合よく底に息があたらないと思います。(しかし笛の底って一体なんだろう?)
息を当てる箇所を少し変えるだけでだいぶ変わります。
直した口で太食調の「音取」と「抜頭」を吹きました。
本日、戸隠からお越しのTさんに高麗笛に挑戦してもらいました。
「音が出ないよ」とおっしゃっていましたが、浅く吹くといいよと指摘されてました。
高麗笛も楽しいですね。
納曽利の「破」と「急」をお稽古しました。
「破」は「てんてぇーん てんてぇーん ズン ドウ―オゥ ウゥーウーゥ」(だっけ?)と拍子をとって唱歌をしたのですが、笛を吹きだすと????
すぐに拍子を4つにとってやり直し。唱歌がまずいと吹けまシェン・・・・。