2008年11月14日
和琴に触れてみる
和琴を奏してみたいという方が御夫婦でお見えになりました。和琴を身近でご覧になるのも初めてのようでした。
絃物は調弦が大切です。まず、管楽器の音で調弦をするには相当の経験が必要と思いますので、最初はチューナーで調弦をすることをお勧めしました。
1時間ほどしか時間がなかったのですが、お稽古しているうちに出来るようになってきました。
和琴に必要な基本的な奏法を練習して、菅掻を少し始めた頃に時間になってしまいました。
勘のいい方ですね。また奥様と来てください。
右の筝は楽筝です。
2008年11月08日
雅楽のお稽古色々
本日のお稽古は、管の練習は迦陵頻の当曲、音取、林邑乱序です。管絃では五常楽急をしました。また、舞の演奏は浦安舞と豊栄舞です。
すこしづづでも良い演奏が出来るように努力しています。

2008年11月03日
雅楽と巫女舞のお稽古 盛りだくさん
今日は龍笛のメンバーでお稽古をしました。
まず、高麗楽の納曾利です。打ち物の拍子でお稽古をしました。高麗笛を使って高麗小乱声・納曽利破・納曽利急です。
高麗笛は龍笛に比べて、浅くして押さえるよう吹きます。
高麗小乱声は力が入ると音色が変わってしまうようです。優しく(?)吹き始めました。舞い人が揃うまで長く吹きますが、途中で考え事をすると間違えてしまいます。
「六」の音は気を付ける必要がありました。
納曽利破では曲の終わりの和(ふくら)の「六」から曲の頭にに帰る責(せめ)の「六」にオクダーブを合わせるのに苦労しました。
納曽利急は最初の「夕」だけは押さないと打ち物が入れません。この曲は軽快に吹けたと思います。
次は、龍笛を出して迦陵頻一具を舞楽吹きでお稽古しました。
林邑乱序(蘇莫者では古楽乱序というそうです。)は吹き始めに力を入れないこが大切と思いました。
迦陵頻音取は篳篥とほぼ一緒に吹けますので、篳篥の方と合わせたかったです。
迦陵頻は、短く吹いて充分間をおいて拍子で吹かないと遅れてしまいます。曲が戻った時など気をつけないと遅れてしまいます。
楽琵琶は五常楽急のお稽古です。まさに笛の拍子に合う曲なのでしょうが、柱の押さえ方を気にしているとうまくいきません。まだお稽古が足りないようです。写真は楽琵琶の返し撥の箇所です。
お稽古をしていたら笙のW君が顔を出したので、鞨鼓をお願いして楽琵琶、龍笛、太鼓を付けてみました。楽器が増えると雅楽はいい感じになります。演奏も楽になります。
雅楽の人が帰ると巫女舞教室です。
先週見学に来たMちゃん、0さんことlily☆さんも来ました。浪速神楽、吾妻のお稽古です。
5年生のSちゃんにも3年生の指導をお願いしました。みんな良くお稽古を頑張ってくれました。
次は中学生のMちゃんと、来る14日に信州新町の氏子総代会でOさんと舞をしてくれる方が来ました。
まずは浦安舞です。互いに理解していることの相違点などを確認しました。
祭祀舞の豊栄舞も合わせてみました。
今日は雅楽と巫女舞のお稽古で、12時間社務所にいたことになります。盛り沢山のお稽古で充実しましたが疲れました。
2008年10月25日
最近の雅楽お稽古の主役

みんなが拍子を意識できるようになったことが最大の収穫だったと思います。
そこで最近のお稽古の主役は、楽筝と楽琵琶になってきました。

楽筝も楽琵琶も大変気品のある楽器とされてきたものです。

是非、上達したいものです。
2008年10月15日
何で!浦安舞に、こんなお稽古が必要なのか?
18日の浦安の舞はあこめ装束を着けます。あこめ装束には平安時代からの伝統の裳(も)というものを腰につけて、引き摺りながら歩くわけです。会員から、TOKUさんに入退場の裳の乱れを直す役をしてもらい、そのお稽古をしたいといわれました。そんなの・・・・と言っているうちに裳をつけさせられて舞までさせられました。
ああ、情けない。情けない。
ズボンに裳を着けても意味ないから。
絡みつくだけだから。
いやだ、いやだ 悪趣味だ
気分を変えて、今日のお稽古日誌です。
タッキーは絲鞋(しかい)という舞用のくつを履いています。くつ底が革になっています。
舞いやすいでしょうか?
ボロボロだった楽筝が会員のお琴屋さんのお陰でこんなに綺麗になりました。ものすごくいい音がします。
2008年10月11日
管絃と浦安舞の演奏のお稽古
音取と越天楽をお稽古しました。
笙の音をもらって調弦をしています。

篳篥の音を聞いて気付いたのですが、吹いている姿勢で音がだいぶ変わってしまいます。つくづく人間の姿勢も楽器の一部になっているんだなと感じました。雅楽は姿かたちが大切といわれることにも、特に管楽器では見た目だけではなく、それ相当の理由があると痛感しました。
浦安舞は太鼓の拍子が微妙に難しいようです。舞姫のベテランOさんが太鼓の拍子の取り方の注意をしています。
たった4拍子をとるだけなのに難しいです。頭でわかったつもりでも、実際に太鼓を打ってみると理解していないことが丸わかりです。

Oさんが舞います。

気合が入っています。

本番は、あこめ装束を着けて四人舞です。
演奏は拍子がとれて、うまくいくでしょうか?

2008年10月08日
秋のお稽古後半戦
神前では巫女舞の豊栄舞か浦安舞を、奉納舞台では浪速神楽と蘭陵王を演奏します。6時半頃お越しください。神事を入れて1時間ぐらいです。
会長は蘭陵王の鞨鼓で悩んでおります。

楽筝の爪をつけて笙を吹きながら、楽筝の調弦をしています。なんか無理がありませんか?

11日は松代の象山神社の秋季例祭で朝日舞をすることになりました。

16日の夜は東之門町の伊勢社で巫女舞をします。長野中心地では最後の秋祭りになります。

18日は4時からメトロポリタンの12階で、國學院大學院友会で演奏をします。どなたでも無料で鑑賞できます。管絃(楽筝と琵琶が入ります)と巫女舞・浦安舞・豊栄舞と、舞楽・蘭陵王と盛り沢山です。お気軽に見に来てください。
雅楽の後は源氏物語の講演会もあります。源氏物語1000年の記念ですのでお楽しみに。

タッキーは一人で直垂を着られるように練習をしていました。

2008年10月04日
楽筝と楽琵琶
長野雅楽会土曜日のお稽古は、昨日の提灯行列で頑張ったのか参加者は女性でした。おかげさまで奉祝舞楽の蘭陵王も何とか演奏することができました。会長は稲刈りでお休みです。
本日は楽筝と楽琵琶の絃物のお稽古をしました。
TOKUさんのバイオリンできたえた耳は、まさに人間チューナーです。調弦がすぐにできます。
H田さんも拍子が取れるようになって、楽筝にだいぶ慣れてきたようです。
タッキーは楽琵琶のコツを掴んだようでした。
楽琵琶で「越天楽」「五常楽急」「陪臚」に挑戦していました。
國學院大學院友会のイベントと秋祭りが二つ控えています。巫女舞の「豊栄舞」と「浦安舞」をみんなで合わせて演奏してみました。
お稽古の成果が表れてきたようです。週3回頑張ってきましたから、ランクアップできそうです。秋の行事も頑張りましょう。
2008年09月25日
今日はお神楽のお稽古日
お酒の匂いが残る広間で、豊栄舞・浦安舞・君が代のお稽古をしました。
豊栄舞は楽筝・楽琵琶・鞨鼓・太鼓・龍笛・篳篥を利用してお稽古をしました。私は普段は龍笛ですが、人数が少なかったのでチャレンジしました。
浦安舞ではTさんは神楽笛に挑戦です。
君が代では楽筝がうまく入りそうです。
唱歌が歌えて拍子がわかれば、それほど心配しなくても、何とか歌に合わせて演奏できるような気がします。(そこまですごく年月が要りますが)
ただ何となくお稽古をするだけでは進歩がないですよね。
今日は写真を撮らなかったので、昨年の浦安舞の写真です。


2008年09月20日
雅楽はとにかくお稽古
笙の「うんじゃ」がよく分からないので笙の方に聞くと何となくわかったようなわからないような・・・・・。エーッ??!!大丈夫?(さらに掛け吹きなんかはどうなのよ・・・・?)
管は音が出る(出てしまう)のですから、何となくメロディでやっていたのかな?膝を打って唱歌をしてひたすら吹く基本の稽古が最も大切と思いますが、三鼓・両絃を入れて合奏となるといろいろ気付きが必要になると思います。
そこで今日もまず楽譜を書く。

そして拍子、拍子、また拍子。太鼓の箇所も打つ、打つ、打つ!声だして、声だして。
そして調弦、調弦。

また調弦、調弦。

拍子を意識して。下腹部で。

合奏です。

声だして、拍子をとって、とにかくやらなくっちゃ。
2008年09月18日
申し合わせ・打ち合わせ・楽屋話
この日は「拍子」などの理解を深めるために管楽器のみんなで豊栄舞の楽譜を作成してみました。

紙に四拍子と小拍子を記して、歌詞を小拍子にあわせて書いていきます。
出来上がったら、更に管楽器の「手付け」を書いていきます。普通に理解していればさらさらと書いていけますが、やはり引っかかったりします。
一人の方が遅めですので、その間に平調と黄鐘調の越天楽の違いやを確認したり、越天楽今様と豊栄舞との類似性を確認しました。豊栄舞は平調のものを黄鐘調に移した曲といえるからです。
(雅楽の越天楽は平調から黄鐘調とは単純に「移調」したものではないものです。)

次に打ち物の場所を記して前奏と後奏の時に入れる太鼓と鞨鼓の「打ち合わせ」をしました。雅楽の四拍子の太鼓と鞨鼓の練習もしました。
実際の演奏の時にどのように始めるのかをお互いに「申し合わせ」をしました。
琴の方は「拍子」を取りながらお稽古をしています。

一と・二と・三と・四と・と「音頭」をとっています。
浦安舞の演奏の仕方をみんなで「申し合わせ」て、太鼓の緩急の「打ち合わせ」をして、「音頭」をとる人を決めて「唱歌」をしました。
今日のブログで括弧で括った箇所は、普段何気なく使っていますが、みんな雅楽に由来している言葉ですね。
本日の「楽屋」裏のお話しでした。
2008年09月11日
木曜日は神楽の日 2回目
9月13日の三峯神社例祭と、9月15日のデイケアの敬老会と、9月16日の加茂神社例祭では巫女舞をします。また、10月18日の國學院大学院友会も舞楽とともに巫女舞を予定しています。
神楽の管方のお稽古をしなければなりません。
こちらでは一人ずつ拍子を打って唱歌を稽古しています。
こちらでは「豊栄舞」と「浦安舞」の筝の稽古です。
歌に合わせるのが難しいです。
みんなで集まって合奏です。
13日の三峯神社の例祭は、秩父の本社から神職様がお二人お越しになるのでドキドキです。
2008年09月07日
楽琵琶のお稽古
楽琵琶の譜面です。曲は平調の越天楽です。
「也ム也 八」と記してあります。(真ん中左の行は龍笛の譜になります。)
雅楽の譜面はこれだけでもすごい情報量があり、とても合理的にできています。
雅楽は「すがた・かたち」の音楽といわれていて、奏法のほとんどが完成していますので、基本ができていないと全く演奏することができません。
楽坐になって(胡坐)平行に琵琶を構えます。黒い帯の「撥面」が体の中央に来ます。
奏法は一絃から第四絃まで、上から下まで素早く弾く奏法「掻撥(かくばち)」という奏法があります。この時、拍子の一拍目に最終音になります。
西洋音楽ではアルペジオというそうですが、経過音はさらさらと、最終音はしっかり弾きます。
タ・タ・タ・タンと聞こえますが、等間隔に弾くことが難しくてなかなかできません。
手は三拍目より撥面の下から丸く回して肩と平行に伸ばします。四拍目と一拍目の間に、撥面の上に撥を当て弾き下します。撥面に当てるときは「ト」といいます。「ト」は笙の「イン ジャー」や「ウン ジャー」と同じかなと思います。
手を回す時は、手の内側が見えないようにします。
タ・タ・タ・タンがうまくいきません。指が曲がっていて力が入ってしまうのですね。指が曲がっているだけでも、うまく弾くことができなくなってしまいます。
あと短パンはいただけませんね。琵琶を置くのがうまくいきません。
左手の琵琶の柱は何でこんなに離れていて弾きづらいのでしょうか?
まだまだお稽古の途中です。
2008年09月06日
雅楽の譜面
自分でわかるようにと書き込んでいますが、逆に他人が見ると何が書いてあるのか全くわかりません。真っ黒になるまで書き込む人がいますが自分でもわからなくなるんじゃないかと心配してしまいます。
自分用のものですから他人には見せたくないものです。
少し覗いてみました。
龍笛:盤渉調「蘇莫者破」
息継ぎだけ切っています。あっさりしています。

数字で拍子まで記しています・・・・・。

篳篥:盤渉調「蘇莫者破」
お茶のこぼれた後が・・・篳篥は舌をお茶に漬けますからね。

笙 :盤渉調「蘇莫者破」
図があります。もう暗号ですね。

でも雅楽は口伝の音楽といわれているように、一対一のお稽古が一番しっくり来ます。

楽譜にかかれていない、「T」が入る箇所をお稽古しています。
(上のラジカセはお気になさらないでください。)
2008年09月04日
豊栄舞と浦安舞の演奏お稽古
今日は舞の演奏のみのお稽古日としました。
巫女舞の筝は三人の方にお願いしていたのですが、H本さんがアメリカに行ってしまいましたので、H田さんにもお稽古をお願いしました。
手の形が難しいですね。
でも楽筝の演奏は典雅でいいですね。
他の人は歌と管楽器の稽古です。
歌に付け物として、龍笛や篳篥が演奏されます。
楽器が歌を邪魔してはいけません。
歌が”主”、楽器が”従”です。
みんなで合わせて見ました。
豊栄舞は2番で篳篥が変調しますが、これでいいのかな?
浦安舞では、神楽笛で楽筝の調弦をしませんでしたが、そのまま合奏へ。
雅楽のピッチは430で合わせていますが、浦安舞では426(だっけ?)に下げて楽筝を合わせると聞いたことがあります。(やったことはありませんが)
S県のMさんそうでしたっけ?
篳篥が高めのように感じたので、気持ち下げてもらいました。
神楽笛はささやくように吹くそうですが、それが難しいです。
お稽古は今日のように、神楽の日、舞楽の日、雅楽の日と分けたほうが集中できて、充実するような気がします。
2008年08月30日
いよいよ秋になります
秋はいろいろ演奏依頼を受けます。
9月13日。南石堂町。自治会館新築10周年。町の守り神が三峰神社で、当日秩父の本社より神職お二人が見えるそうです。巫女舞と神輿渡御の道楽の依頼。
9月15日。小島田の特養ホームでボランテイア演奏。
9月16日。西長野加茂神社の秋祭り。公民館行事で巫女舞演奏。神社でも楽と舞の依頼。
10月3日。天皇陛下御即位20周年奉祝パレード。善光寺から長野駅まで道楽。途中トイーゴで舞楽。
10月9日。湯福神社例祭宵宮祭。巫女舞と舞楽。
10月13日。國學院大學院友会長野県支部120周年演奏。50分も時間を貰っています。演奏と舞いをやります。
秋は忙しい人がいて実働人数が心配です。Hさんも3月までアメリカだし。
舞の琴も宜しくお願いしますよ。
どちらかが舞で、打ち物かなあ。
このブログをご覧の方、一緒にやりませんかあ!
2008年08月09日
盤渉調のお稽古、ありっ!
盤渉調(ばんしきちょう)のお稽古をしました。
まず、管楽器で「越天楽」「千秋楽(せんしゅうらく)」「白柱(はくちゅう)」をお稽古です
「越天楽」には「盤渉調」のほかに、E音を基調とする「平調(ひょうじょう)」のものと、A音を基調とする「黄鐘調(おうしきちょう)」の越天楽があります。
「越天楽」はE音、A音、B音のそれぞれの音に移調してありますが、篳篥の音域が狭いため、篳篥の音域に合わせたりしていますので、そのままの移調ではなく、みんな違う曲のように感じます。
「千秋楽」は相撲の千秋楽の言葉の元になった曲です。お葬式などお別れの時には長寿の方に奏楽すると聞いています。
「白柱」はきれいな曲です。龍笛と篳篥の旋律が掛け合って絡むところが何ともしえません。が!、そこがうまくいかなかった・・・・。何度も直しました。きれいなところってむずかしいのかな?
やっと合わせることができて終了。
楽筝と琵琶もやりたいね、となり早速準備をしました。
「盤渉調」と手は同じだよね、ということで最初は平調の「越天楽」であわせました。
それでは、盤渉調に調弦を合わせて「越天楽」をしましょう。
あれ・・・・・・・・・?筝ってこんなに沖縄民謡みたいだっけ????
一同・・・・・?????
なんで・・・????
実は「鳧鐘(ふしょう)」という音に六弦を合わせるところ、楽譜を見間違えて「鸞鏡(らんけい)」になっていたんです。
お粗末!!
こんなことで手間が掛かってしまって、時間切れで高麗楽はできませんでした。残念。
2008年08月03日
本日の合奏とHさんバンザーイ。
まず盤渉調の「音取」です。
一番目に指名されて緊張しましたが何とかクリア。鞨鼓が入っていれば笛は少し早かったかも。
次は「蘇莫者破」です。お尻が伸びないように強く吹くところを確認。この曲の篳篥とずれるところがいいところなのですが、見事篳篥につられてしまいました。
リベンジの2回目。楽譜をちゃんと見ようかな・・・と考えているうちに、また篳篥につられまして不本意に。他の笛の方御迷惑をお掛けしました・・・・。
平調は楽筝と琵琶を入れることになりました。
Hさんは張り切って楽筝の準備をしています。
琵琶は私が押し出されて演奏することになりました。

平調「音取」から。笛の音が下がるところで構えて「ベン!」 七撥です。
音取の最後、楽筝の音が終わるのを待って、筝の余韻がなくなった頃に「ベン!」
はやかったー。待ちきれませんでした。
皆さんスミマセン。
「越天楽」です。あーパニックに。音がヘロヘロに。柱を見ないとできないよ。柱を見てしまうと右手はどうなっているのかもうわからん。姿かたちのものなのに・・・・。筝を聞いて止手を何とか終了。
Hさんありがとうございました。
でもこの楽器も構えのコツで全く違ってしまうような気がします。構えがいいと思う時はなんとなくうまく行くような気がしました。
「五常楽急」の返し撥が妙に気に入りました。
せっかくだから「納曽利急」も合奏。高麗楽は笙が入らないので、暇になるの笙の方には太鼓と三ノ鼓をお願いしました。ウラから入る唐拍子はいいですね。ノリノリです。
次回は是非、揚拍子で「破」もやりたいです。
本日、笙、楽筝、太鼓と活躍いただいたHさん。8月末でアメリカに行ってしまいます。旦那は学究者で来年3月まで一緒に行ってしまいます。Hさん御本人はジンバブエ(アフリカの大変になっている国です)救援の会を主催しているバイタリティ溢れる方です。しばらく寂しくなるので、壮行会を決行しました。

雅楽会はこうじゃなければ息が合わないよね。
Hさん少し寂しくなるけど元気にいってらっしゃい。
バンザーイ。
無事に帰ってきてね。
2008年08月03日
龍笛と高麗笛の音
今日の龍笛のお稽古は、蘇莫者破より始めました。
みんなで吹いていると、私の龍笛の音色は『〒(カン)』の音が上ずっているとの指摘を受けました。
『中(ちゅう)』の音で確認。あれ!上ずっているのかな?落ち着いて息を下に当てるとあれ不思議、音が重くふくらみを持っていきます。その口で『〒(カン)』も違和感がなくなりました。
盤渉の曲は律旋なので『五』の音が高くなります。
『五』の音は正律は『勝絶』ですが、半音高い『下無』で吹くところが多くなります。
『五』を『下無』で高く吹こうとして、ほかの音までが高くなってしまったのかもしれません。
みんなでするお稽古はありがたいです。一人で練習しているとわからないものね。
もう一人の人は『〒(カン)』の音がこもっているよと指摘されました。歌口が離れていたみたいです。少し口に近づけると鳴りはじめました。
そういえば笛を吹き始めたばかりの時は自分も含めて、歌口を離した方が音が出るような気がしていました。
今考えると口に力が入ってあまりいい吹き方ではなかったと思います。
笛は底に息を当てるといいますが、口に力が入ると具合よく底に息があたらないと思います。(しかし笛の底って一体なんだろう?)
息を当てる箇所を少し変えるだけでだいぶ変わります。
直した口で太食調の「音取」と「抜頭」を吹きました。
本日、戸隠からお越しのTさんに高麗笛に挑戦してもらいました。
「音が出ないよ」とおっしゃっていましたが、浅く吹くといいよと指摘されてました。
高麗笛も楽しいですね。
納曽利の「破」と「急」をお稽古しました。
「破」は「てんてぇーん てんてぇーん ズン ドウ―オゥ ウゥーウーゥ」(だっけ?)と拍子をとって唱歌をしたのですが、笛を吹きだすと????
すぐに拍子を4つにとってやり直し。唱歌がまずいと吹けまシェン・・・・。
2008年08月02日
T会長負傷
楽坐になれそうもないので、そこで以前お寺さんから頂いた座敷用の椅子に座って篳篥の練習をすることにしました。

大丈夫かなぁ・・・・?
右のアキレス腱に痛々しい湿布があります。

笙のW君も加わってダブルで鞨鼓の打ち方の練習。
拍子に合わせて琵琶も入れてみました。

高低差がありますけど、力が入らないのかな?
肩が痛くなりそう。
明日のお稽古も椅子が必要ですね。
早く回復するといいですね。お大事に・・・・。