2009年01月18日
楽筝のお稽古
笛のパートは、龍笛で迦陵頻急と林邑乱序、そして高麗笛で高麗小乱序のお稽古をしました。
その後に楽筝のお稽古です。
楽筝が四面並ぶと壮観ですね。(二面は俗筝に糸を張り替えたものですが)
調弦が大変そうです。
楽筝のお稽古は昨日から課題になっていた只拍子の曲です。
曲は平調の陪臚です。楽筝のパートではない私も少しいじってみました。
小爪も結ぶ手も満足に出来ないのですが、早掻や静掻では如何に手を置くのかが大切なのですね。一泊目を叩くようにすると不思議に後の指の力が抜けて、最後の指が抜けるようにいけるようです。良くわかりませんが、龍笛もそのように吹いているような気がします。
楽筝が雅楽では唯一の(舞楽の打ち物もそうかもしれませんが)リズム楽器といえるものだそうです。楽筝がわかると、雅楽をやっているときに味わうモヤモヤが霧散するそうですが、いつのことになるやら。何十年先に気づくことができるのでしょうか?雅楽は気長にやらなければなりませんね。
楽筝と陪臚を合わせてみました。最初は強く、後は抜けるような楽筝の早掻に気を使って吹いてみると、何かいつもと違う気持ちのいい演奏になりました。
楽筝はリズム楽器なのでちゃんとすると龍笛とちゃんと合うのですね。新鮮でした。
早四拍子の越天楽と鶏徳とも合わせて楽筝のお稽古は終了。
最後は迦陵頻急の舞楽吹きをお稽古しました。やはり最初の2行ぐらいまでがとても大切ですね。何度かお稽古をしました。
今日も充実した、大変楽しいお稽古が出来ました。