2008年08月09日
盤渉調のお稽古、ありっ!
盤渉調(ばんしきちょう)のお稽古をしました。
まず、管楽器で「越天楽」「千秋楽(せんしゅうらく)」「白柱(はくちゅう)」をお稽古です
「越天楽」には「盤渉調」のほかに、E音を基調とする「平調(ひょうじょう)」のものと、A音を基調とする「黄鐘調(おうしきちょう)」の越天楽があります。
「越天楽」はE音、A音、B音のそれぞれの音に移調してありますが、篳篥の音域が狭いため、篳篥の音域に合わせたりしていますので、そのままの移調ではなく、みんな違う曲のように感じます。
「千秋楽」は相撲の千秋楽の言葉の元になった曲です。お葬式などお別れの時には長寿の方に奏楽すると聞いています。
「白柱」はきれいな曲です。龍笛と篳篥の旋律が掛け合って絡むところが何ともしえません。が!、そこがうまくいかなかった・・・・。何度も直しました。きれいなところってむずかしいのかな?
やっと合わせることができて終了。
楽筝と琵琶もやりたいね、となり早速準備をしました。
「盤渉調」と手は同じだよね、ということで最初は平調の「越天楽」であわせました。
それでは、盤渉調に調弦を合わせて「越天楽」をしましょう。
あれ・・・・・・・・・?筝ってこんなに沖縄民謡みたいだっけ????
一同・・・・・?????
なんで・・・????
実は「鳧鐘(ふしょう)」という音に六弦を合わせるところ、楽譜を見間違えて「鸞鏡(らんけい)」になっていたんです。
お粗末!!
こんなことで手間が掛かってしまって、時間切れで高麗楽はできませんでした。残念。