2009年02月19日
お葬式で雅楽
もちろん急なことですが、明日お葬式のお手伝いをお受けしました。
神道式の神葬祭は長野市中心部ではあまりありません。
葬場祭を執り仕切る斎主さんにお伺いしますと、雅楽は二人でよいということですので、笙と龍笛の組み合わせにしました。
また、初めてお手伝いする斎主さんなので次第の進め方はお任せいたしますが、和琴と笏拍子も用意しておきます。
和琴は『やまとごと』とも言うそうで、日本の楽器の中では最も尊いものと伺います。
絃は六絃です。
宮中の御神楽でも使用されている古来の楽器です。
神社では大祭で扉を開け閉めする時に使用します。
古墳時代の埴輪の武人が抱えているもの、また伊勢神宮の鳶尾の琴とも同じものと聞いています。
和琴は久しぶりですので、事前に出して爪弾いてみました。
琴柱は楓の枝です。何十台のトラック分の楓の枝を切っても、琴柱として使えるものは僅かしかないといいます。
調弦は手前から一絃、二絃、三絃、四絃、五絃、六絃と数えます。
和琴を爪弾く琴軋(ことさぎ)はべっ甲で出来ています。
三¬折三¬三¬ 四」三¬三¬ 四」三¬折三¬摘三¬
当会の和琴もだいぶ弦が伸びてしまいました。
葦津緒(あしづお)はこのように編まれています
いやぁ、そろそろ其駒とか、唱に合わせてやりたいですね。
明日は荘厳に式が出来ればと思います。